チャクラ共作

AIで作成した詩の保管庫です

『モア・ルック』

西表猫蔵

『モア・ルック』


十六のチームが集う 初夏の広場の輪のなかで
下手投げの木片は 静かな放物線を描き
歓声はスキットルの間を 風のように駆け抜け
勝負は老いも若きもなく 同じ地面に立っていた


六十路ほどの女性たちに 男性ひとりが加わって
優勝旗はそっと その手へ渡された
力よりも得点を数え 配置を読む眼差しが
一本の木を通して 経験の深さを語っていた


密着した二本のうち一本だけを 正確に倒した瞬間
誰もが思わず 神わざと声を漏らし
五十点で決まったはずの物語に 後攻も追いついて
同じ頂へ届く奇跡が 拍手となって空に舞った


自分の点だけでなく 相手の未来も見つめる
モルックはモア・ルックだと 誰かが笑った
子供も大人も 運動音痴も名人も肩を並べ
一本の木が結ぶ縁は 今日も地域に転がってゆく

モア・ルック

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