チャクラ共作

AIで作成した詩の保管庫です

『人権研修にて』

西表猫蔵

『人権研修にて』


総会の椅子に並び 人権という言葉を受け取る
生まれながらの幸福と 等しく灯る権利を聞く
女性 子ども 高齢者 障がい アイヌと名は続き
二十の窓があるはずの 広い家を思っていた


けれど語りはやがて 一つの窓辺へ集まり
他の十九は薄明の奥で 静かに閉じられてゆく
平等を説く声ほどに 偏る重心が目につき
秤の針だけが わずかに傾いて見えた


誰かの苦しみを軽んじる つもりなどないけれど
なぜそこだけを照らすのかと 疑問は残る
影に置かれた課題たちが 順番を待つ列のように
会場の隅で 言葉にならず立っていた


見えない力があるのか ただの都合なのか
確かなことは 私にはまだ分からない
ただ説明の隙間から かすかな違和感が立ちのぼり
似て非なる香りを残して 研修は幕を閉じた

人権の項目にも平等を

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